久元 祐子 「味」 探訪

長 崎

  
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名産品

 二見(料亭)


長崎市の郊外、茂木の海沿いにある料亭です。
茂木のことは、「私の好きな場所」で取り上げていますので、ご覧下さい。
「料亭・二見」は、茂木のバス停から海岸沿いに歩いて10分ほどのところにありました。お店の外観は旅館のようで、17ある部屋は、150人が入れる大広間のほか全部個室になっています。
部屋のすぐ前は橘湾。大きな窓の向こうに海が広がり、すぐ前には雲仙普賢岳も見えます。右手には天草の島を望むことができました。
まだ明るい夕刻から食事を始め、刻々と変わりゆく海の光景を眺めながらこの辺りで獲れる新鮮なお魚の料理をいただくのが、このお店の醍醐味です。
最初に出されたのは、泳いでいる何匹かの芝海老です。水の中に手を突っ込んで海老をつかみ、醤油につけていただきます。形は小さいのですが、体をくねらせる力が強いので、しっかりつかまないと小皿の醤油が跳ねてたいへんなことになります。
続いて、大きな伊勢海老と鮃の活けづくりです。下の左の写真にあるようにそれは豪快なもので、伊勢海老はいただき終わるまで動いていて可哀想でした。頭や尻尾は後で味噌汁になります。
続いて下の右の写真にあるようなアオリイカの活けづくり、鮑の丸ごと1個のお刺身と、これでもかというほど次々に出てきます。
また、赤ハタとさざえをピーナツなどと一緒に塩焼きにした珍しい一品も登場。赤ハタは初めていただく魚でしたが、何とも言えない香りがあり、とても美味でした。このほか、伊勢海老の天麩羅、鯛のあら炊きなども。
(このページに入りきれない写真は、「私の好きな場所」の「茂木」に掲載しています。)
二見のメニューはすべてコースになっていて、7000円から。8000円のコースを頼みましたが、とても食べきれないほどでした。
メニューは季節によって変わるようで、また温かい時期にお邪魔するのが楽しみです。

(2005.2.28記)
料亭 二見   
長崎県長崎市茂木町2211−3  
095-836-2323   FAX.095-836-2345
毎週月曜日休み(臨時営業、振替休日有)  
営業時間  午前11時30分〜午後10時30分  


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