久元 祐子 「味」 探訪

森下・月島

  
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名産品

 山利喜


大江戸線森下駅A4出口からすぐ。
新大橋通りと清澄通りの交差点にあります。私などが紹介申し上げるまでもない、つとに聞こえた有名店です。
私たちも土曜日の午後、明るいうちから並びました。
有名店というのは、行ってみてがっかり、ということも多いのですが、並んだかいがあったというもの、味、雰囲気、接客のどの点をとっても素晴らしい名店でした。
お客さんの目の動き一つで、お酒のお代わり、追加注文、、、と、てきぱきと無駄のない動きの店員さんには感心します。
やきとん(2本260円)と煮込みが看板メニューのようです。やきとんは、レバー、ハツ、タン、ガツなどを選ぶことが出来、やや甘めのタレで味付けされています。
煮込み(500円)は、とてもあっさりしていて、胃に持たれません。とても洗練されていて、それでいて奥行きの深い味わいです。素朴さ、ワイルドな味わいを煮込みに求める人には物足りないかもしれませんが。
煮込み玉子入り(530円)も注文しました。ガーリックトースト(220円)に不思議によく合います。
刺身も注文しましたが、鮮度抜群です。
洋風のメニューにも力を入れているようで、ワインの品揃えも豊富なようですが、やきとんでお腹がいっぱいになってしまい、次回と言うことでお店を後にし、隅田川の散歩に出かけました。
(2003.8.23記)
山利喜  
東京都江東区森下2−18−8  
03−3633−1638
定休日:
日曜日、祝日 営業時間:17:00〜22:0003−3611−9801 


 岸田屋


勝どきの第一生命ホールに、アレクサンダー・コブリンというピアニストのリサイタルを聴きに行った帰りに寄りました
。モスクワ出身の若きコブリン。さすがにスクリャービン、ラフマニノフは聴き応えがありました。
勝どき橋の動く歩道には乗らず、運河を歩いて渡って清澄通りを右折。クリスマスシーズンの冬のイルミネーションが運河に映えてなかなかの光景!!
月島に入って商店街を少し歩いたところに「岸田屋」はありました。有名なお店のようですが、土曜日の8時過ぎということもあり、並ばずに入ることができました。でもさすがにコの字型のカウンターに座ることはできず、壁を向いて飲むことに。
「煮込み」で有名と聞いていたので、さっそく注文。
以前、調律師さんに連れていっていただいた北千住の「大はし」と並び称せられるということですが、「大はし」に比べ、味は濃いめです。切り方は大きめで豆腐やネギなどがまったく入らず、ひたすらモツ!!!を味わうべし!の一皿。色はこってりしているのに、何故か嫌みがありません。
黒ビールを一本あけてから、「穴子白焼き」、「やきはま」、「ほうれん草のごまあえ」を頼みましたが、穴子の焼き具合はきりりとした風味で香ばしく、ほうれん草は良い材料を使っているのがわかりました。それぞれにこだわりの味です。
お店の方は、親切で腰が低く、門前仲町の「A七」、湯島の「Sスケ」のように威張ったところはまったくありませんでした。
数え切れないほどのもんじゃの店を見ながら地下鉄に乗り込み、帰途につきました。おやすみなさい。
(2002.12.1記)
岸田屋  
東京都中央区月島3-15
営業時間 5時から9時ころまでらしい。 

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