ミュンヘン 2

1766.11.7 - 11.26

.

モーツァルトの旅 1
はじめに
ザルツブルク 1
地図 
ミュンヘン
地図 
パッサウ1
リンツ
ウィーン 1
ザルツブルク 2
地図 
アウグスブルク 1
シュヴェッツィンゲン
マインツ 1
フランクフルト 1
コブレンツ
地図 
ブリュッセル
パ リ 1
ヴェルサイユ
パ リ 2
ロンドン
アントワープ
デン・ハーク アムステルダム
パ リ 3
リヨン
地図 
ジュネーヴ
ローザンヌ
ベルン
チューリヒ
地図 
ドナウエッシンゲン
ミュンヘン 2
モーツァルトの旅 2
モーツァルトの旅 3
モーツァルトの旅 4
ミュンヘン再訪
ドナウエッシンゲンを発ったモーツァルト一家は、ディリンゲンを経て、レオポルトの故郷アウグスブルクに戻ってきましたが、ここでは一泊しかしていません。こんなところにも、レオポルトと故郷の人々、とくに母親、親戚の人々との関係が冷たかったことが窺えるような気がしますが、どんなものでしょうか。
まさに故郷に錦を飾るという感じで、ヨーロッパ各地の宮廷などでもてはやされた自慢話を、レオポルトはしたくてしかたがなかったことと思われますが、残念ながら耳を傾けてくれる人はいなかったのかも知れません。



アウグスブルクを発った翌日には、ミュンヘンに着きました。上の写真は、ミュンヘンのシンボル、聖母教会(フライエンキルヘ)です。
18世紀後半に書かれた風景画でも、この特徴ある教会がひときわ目立って見えます。
モーツァルト一家は、往路にミュンヘンを訪ねたとき、選帝侯マクシミリアン・ヨーゼフ3世 から、帰路にはふたたび訪ねてくれるように言われていたそうですが、今回のコンサートや選帝侯への謁見の様子は知られていません。
この選帝侯とは、また後に何度も関わりを持つことになります。
仕掛け時計

今日の.ミュンヘンのもう一つのシンボルは、「新市庁舎」です。
19世紀から20世紀にかけて建設され、私も中に入ったことがありますが、現在も市の庁舎として使われています。
ちなみに、今日残る「旧市庁舎」は、14世紀に建造されたといいますから、歴史の厚みを感じます。
「新市庁舎」の名物は、仕掛け時計(右の写真)です。
毎日11時には、樽職人の踊りやバイエルン公の結婚式などの仕掛けが作動するのを見ることができます。5〜10月は12時、17時にも作動します。また、21時には「ミュンヘン小僧」が出てきてお休みの挨拶を送ります。

モーツァルト一家は、おそらくは11月26日にミュンヘンを出発、1766年11月29日にザルツブルクに戻りました。

次 へ

top