謹賀新年

初春のお慶びを申し上げます。
旧年中は、皆様に大変お世話になり、ありがとうございました。
今年も新しい気持ちで音楽に向き合っていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
image
今年は、「急がない」「慌てない」を心がけるつもりです。
昨年は移動の多い一年で、新幹線に飛び乗ったり、信号が変わる直前に走ったり、大学の階段を駆け下りたり・・・という毎日が続きました。「久元さんを000で見かけました。すごく急いでいる感じだったので、声をかけなかったけど。。。」と何人もの方に言われて、ちょっとショックでした。知人の姿にも気付かないで早歩きしていたなんて、お恥ずかしい限り。失礼のありました方、どうぞご勘弁を!
これまで、自分は「せっかち」か「グズ」かと問われれば、絶対後者に入ると思っていました。大学時代の師匠、松浦豊明先生からは、「君は、僕がこれまで知っている学生の中で、一番のんびりしている!」と叱咤激励され、自身の性格を納得していたからです。
いつのまに、気性が変わってしまったのでしょうか?!
今年はプレストで走り抜けるのではなく、ゆったりと深い息をしながら一年を過ごそうと決心。
まずは、新年最初の珈琲をネルで入れてみました。いつもは、マシンでガ~~ッ!と豆を挽き、ペーパードリップで落としていたのですが、今年は珈琲豆を手動で挽き、起毛のネルでゆっくり蒸らして豆の膨らみを感じながらお湯を注ぎました。さすがに香りが断然違います。せっかくの神戸の美味しい珈琲豆を生かして、「朝の1杯」にこだわっていきたいと思います。
ところで、お正月につきもののお雑煮。わが家は、元旦が関西風。2日に関東風、と決まっています。
元旦の朝、出し汁に鶏肉を入れ、丸餅に金時人参、里芋、大根、全て丸く切った材料を白味噌味でいただきます。仕上げに小松菜の緑を少し。これまで「そんなに速く切って怪我しないのか?」と主人に心配されるほどのスピードで料理していましたが、今年は少し早めに起きてコン・・コン・・コン・・と余裕のテンポで下ごしらえ。
何日続くかわかりませんが?!日常生活、アンダンテの”優しい時間”を心がけたいと思っています。
皆様のご多幸をお祈り申し上げます。

コメント

  1. yuko より:

    Kiri様
    コメントありがとうございます。小学校のとき陸上部に所属し、県大会で2位などもらったりしたものですから、自分の運動神経を過信しているところがあり、甚だ問題だと思っています。ついついダッシュしてしまう性格を改善し、年相応のゆったりした動きで優雅に過ごしたいものです。
    料理は趣味です。素材がいろいろに変わるのは、まるで「変奏曲」のようでもあり、塩加減ひとつで台無しになってしまうのも「演奏」に通じるような・・・。これまで主人の転勤で、青森に住んだことがありますが、鮭や鱈を見様見真似で、丸ごとおろして料理したものです。いくら、じゃっぱじる、氷頭なますなど自分流にアレンジして、、、楽しかったです。昨年天国に召された中村紘子さんが「料理のとき自分で自分の指を切るような運動神経だったらピアノは弾けないでしょう。」と仰っておられましたが、油断は禁物!気を付けて包丁を持つようにいたします。

  2. Kiri より:

    明けましておめでとうございます。
     そうですか、久元さまが街を走り抜けたりなさるのですか。ちょっと微笑ましい光景ですが、都会のジャングルには思わぬところに危険が潜んでいますので、どうかくれぐれもお気をつけください。その意味で、プレスト祐子さんからアンダンテ祐子さんへ変身なさるという新年のご決意に深い敬意を表します。緩やかな視線で初めて見えてくる風景もあることでしょう。
     このお記事で驚いたことがもう一つありました。ご自身でキッチンにお立ちになるとは、一瞬信じられませんでした。包丁を握るお手は、演奏をなさるお手と同じお手ですね。恐ろしいことです。
     昨年にもいや増すご活躍のほど、祈りあげます。