作曲家

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「伝説」のカリタス神話

私は、小学校4年生から中学2年生まで川崎の登戸のカリタス学園に通っていました。カリタス・ブルーと言われるきれいな紺色のセーラー服を着て、毎日満員電車で通学。転校生として入ったので、最初の数か月はフランス語の授業がチンプンカンプンでした。皆が...
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新ウィーン楽派の温かさ

ソリストコースの「作曲家と作品分析」13回目。ショパン、リスト、バルトーク、ラフマニノフ、ブルックナーなどを取り上げてきましたが、今日は新ウィーン楽派の3人。シェーンベルク、ウェーベルン、ベルク。まず、初めに、この時代の曲のイメージを尋ねる...
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ラフマニノフ2番の魅力

1時に岡谷のカノラホールに到着。ショパンの2番のコンチェルト以来のホールです。前回よりスタインウェイが軽く感じられ、自分の指のせいかピアノの変化のせいか、と思いながら練習を始めました。コンチェルトのときは、ピアノをステージ上のベストポジショ...
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ブレンデル「誤解されているリスト」

3月25日に、許光俊さんのリスト批判を紹介させていただきました。確かに、バッハ、ベートーヴェン、あるいはモーツァルトの作品が芸術的な高みに登り、または、汲み尽くせぬ深さを湛えているのとは対照的に、リストには、「表面的」「浅薄」「名人芸」「大...
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許光俊さんのリスト批判

音楽評論家の許光俊さんが、モーストリークラシックの4月号に「リストの作品はなぜポピュラーにならないのか」というタイトルで刺激的な文章を寄せておられるので、紹介させていただきます。「私はリストの音楽に心動かされたことが一度もない。豊富な女性関...