作曲家

開放の一瞬!

3月3日の演奏会を最後に、様々な演奏会がキャンセルとなり、授業はオンラインとなり、いつもと違う日常となりました。季節は春から夏へ・・・。 ちょうどこの期間、まるまる3カ月間かかってしまったのが、ベートーヴェンの本の執筆と楽譜の校正です。 「...

7日間ブックカバーチャレンジ

ソーシャルメディアを使っての発信はあまり得意でない私ですが、先週は、素敵なソプラノ歌手、高橋薫子さんからの指名でフェイスブック「7日間ブックカバーチャレンジ」なるものに参加。 読書文化の普及に貢献するためのチャレンジ、というプロジェクト。 ...

ヨハネ受難曲

演奏会などの中止、延期が続き、2020年の手帳は、✖や→の記号で埋まっています。 今日も、国立音楽大学進学ガイダンスで新潟に伺っているはずだった日。ちょうど今頃はドビュッシーの「月の光」を弾き、武田忠善学長先生の「狂詩曲」、澤畑恵美先生の「...

初老耽美派よろめき美術鑑賞術

2020年のオリンピックイヤー。元気に始まった令和2年の春が、新型コロナウィルスの襲来に見舞われる状況になるとは誰が予想したことでしょう。 様々な不安や不便を抱える方、闘病の際中の方、看病の大変な生活を送られておられる方もいらっしゃることと...

ジョン・ケージ 50の言葉

ウィーン往復の飛行機の中で読了した「ジョン・ケージ50の言葉 ~すべての音に祝福を~」(アルテスパブリッシング)は、様々なことをあらためて考えさせてくれる本でした。 ジョン・ケージの名言50とそれにまつわるエピソードや解説を著者の白石美雪先...

追悼 池内紀先生

ドイツ文学者の池内紀先生が8月30日に天国に旅立たれました。 池内先生には20年ほど前、沼津文学祭コンサートでご縁をいただいたのが最初です。ハンチング帽とGパン姿で颯爽と歩いて若山牧水記念館にいらっしゃり、にっこりとほほ笑んでくださった日が...

ノート・グルーピング入門

「ノート・グルーピング入門」J.M.サーモンド著(アルテスパブリッシング)が第3刷!とアルテスのニュースレターにありました。先日、神戸との往復の際、新幹線で読了した本です。扉を見ると神戸市立外国語大学出身の杉江光平先生の訳、とありました。生...
国立音楽大学

みんな昔はこどもだった

今年のヒノキ花粉は、去年の300倍とか?!マスクなしで歩くとさすがにクシャミ連発の毎日です。大学の新学期、基礎ゼミがスタートし、顔合わせも兼ねた3日間なのに申し訳ないのですが、マスクで通させてもらいました。3年生を対象とした基礎ゼミIIは、...
国立音楽大学

ヘルダーの言語起源論

数ある私の弱点の中でも、最も重症なのが「方向音痴」。自身で自覚していますので、初めての場所に行くときには、迷ってもいいように、必ず早めに出るようにしています。 先日も担当学生の教育実習巡回指導のため、早朝から南武線、小田急線を乗り継ぎ、目的...

ドラマティックなピアニストたち

ピアニストが語る!シリーズ(アルファベータブックス)3冊を読み終えました。 「音楽をめぐる商業主義とコンクールの弊害に憤り、真の音楽家はどうあるべきかを真摯に語る」第1弾では、著者(インタビュアー)のチャオ ユアンプ氏の熱い音楽への想いと、...