ひと月ほど前、「フランクフルトからウィーンへは、車で8時間、列車で7時間、飛行機で1時間ちょっと。どれにする?」とブルックハルトに聞かれて迷わず「飛行機にしましょうよ」と答えてしまった私でした。
ルフトハンザ航空であっという間にウィーンに到着、というイメージでしたが、甘かったデス。
まず空港の荷物検査で楽譜などぎっしり入ったスーツケースの重量オーバーが判明し追加料金。機内の持ち込み荷物の棚は小さいので、早めに乗り込んだ我々一行でしたが、あとから乗ってきたお客さんが乱暴にスーツケースを運び込み棚に入れようとします。
「これは楽器だから!」と珍しく声を荒げるブルックハルトの静止を無視して棚にガンガン押し込んできました。ヴァイオリンは、フライト用ハードケースに入っていたので無事でしたが、もしも楽器が壊れたりしたら・・・と思うだけで心臓に悪いフライトでした。
やはり時間はかかっても楽器を持っての移動には飛行機より車が一番!と実感した一コマでした。
ウィーンに到着!まずは、久しぶりに見る美しいシュテファン大聖堂へ。

ホテルで荷物を片付け、マネージャーのアリジャンさんのスタジオへ向かいました。
トルコのクッキーと紅茶をいただいたあと、少し練習。夜は駅近のイタリアンでパスタとサラダを頂き、翌日のコンサートに備えました。
翌8月4日、ウィーン・モーツァルトハウスで開催されたコンサートには、作曲家ヴァックスムートのお孫さん御兄弟がドイツから聞きにいらしてくださいました。

「美しい演奏に私達は心から感謝しています。明日からのレコーディング、よろしくお願いします!」と力強く握手してくださったヴァックスムートさん(お兄様)と、そばで見守る優しい笑顔の弟さんでした。



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