銘器の故郷を訪ねるヨーロッパ・ピアノの旅

「銘器の故郷を訪ねるヨーロッパ・ピアノの旅」に同行ピアニストとして43名の皆様とご一緒させていただきました。

昨年夏、宮地楽器小金井支店、山本岳志店長からお声がけを頂いて1年余り。1週間でウィーン・プラハ・ドレスデン・ベルリンの4都市を巡り、ベーゼンドルファー工房とベヒシュタイン工場の両方をご案内するという、充実の企画を練りました。最少催行人数30名ということでおそらく実現の可能性は低いと思っていたのですが、あれよあれよという間にお申込みが増え、キャンセル待ち→移動手段を大型バスに変更。結果44名の大グループ旅行となりました。オーストリア航空直行便だけでは席が足りず、山本店長を含む9名の皆様はポーランド航空の乗継便での渡航。

朝8時半、オーストリア航空チーム35名が成田空港に集合。

「はじめまして」の皆様と笑顔のスタートとなりました。

直行便といえどもウィーンまで14時間。先月の渡航の折には、長編映画「国宝」を鑑賞したり、レコ―ディングの楽譜を見直したりしてあっという間に過ぎましたが、今回は、阿刀田高「私のギリシャ神話」を夢中で読み、古代に想いを馳せながらの空の旅。欧米文化の源とも言える古代ギリシャ文明は、歴史の中で文学や芸術に大きな影響を与えました。西洋音楽の中にもたびたび登場する様々な神様が生き生きと描かれたギリシャ神話。ドビュッシーはギリシャ神話に魅せられ、反逆の神プロメテウスはベートーヴェンに大きなインスピレーションを与えました。全能の神ゼウス(ジュピター)、愛と美の女神アフロディテ、悲劇のオイディプス・・・それぞれに魅力的で個性的。
1999年NHK人間講座のテキストとして出版された小冊子。作家の阿刀田氏の解釈と共に読み解くギリシャ神話は、痛快で面白くあっという間に時間が過ぎました。

旅の安全とご参加の皆様の健康、そしてお天気にも恵まれますよう、機内から神様に祈りました。

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