|
《モーツァルト ・18世紀ミュージシャンの青春 》 知玄社・コボリ出版
はじめに
第1章 イタリアへ
第2章 少年オペラ作曲家
第3章 宗教国家
第4章 ウィーン・この不可思議な都
第5章 宮廷音楽家
第6章 ミュンヘン
第7章 旅立ち
あとがき
- コラム
- 「文豪と天才」「クラヴィーア ― モーツァルト時代の鍵盤楽器」
- 「モーツァルト研究家アインシュタイン」「カストラート」「ヴィヴァルディの《四季》」
- 「クリスティーネ・シェーファーのこと」「18世紀のユダヤ人」「ディヴェルティメントの名演」
- 「ピアノのための変奏曲」「フォアマンの《アマデウス》」「ハイドンの名演」
(2004年1月刊行)
- モーストリー・クラシック 4月号
- モーストリー・クラシック(産経新聞社)の4月号の「著者インタビュー」で取り上げてくださいました。
モーストリー・クラシック・エキサイト をご覧ください。
- ショパン 2月号
- 今月号の本誌特集「モーツァルト」でも、その音楽の魅力を語ってくれたピアニストの久元祐子さん。現在までにCDの録音はもちろんのこと、モーツァルトに関する著書を出版したり、みずからのホームページでモーツァルトについてレクチャーしたり多彩な活動を展開している。
その久元さんがこの1月に「モーツァルト・18世紀ミュージシャンの青春」を出版した。この本は、モーツァルトの一生の中でも、手紙などの残された資料が少ないために、注目されることの少なかった<モーツァルトの青春時代>である10代〜20代を中心に構成されている。ピアニストならではの観点で、後年の手紙の中に出てくる回想や、その時代に作曲された作品などから垣間見たモーツァルト像が書かれている。
久元さんは著書の中で、「神童時代以来の厳しい訓練と豊富な経験をもとに、モーツァルトは青春の中で、クラヴィーア演奏家としての腕をみがき、同時代の作品を研究し、みずみずしい作品を葺いていく。そして、これらの作品には、女性たちとの出会い、失恋、挫折、葛藤……といったさまざまな想いと経験が反映されているように思える。」と前書きしている。
本文中にちりばめられたコラムも楽しく読める。
著 書 へ
|