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- イン川にかかる橋
1769年12月13日、モーツァルト父子は、ザルツブルクを出発しました。
モーツァルト父子を乗せた馬車は、インスブルックに向かいます。モーツァルトは、陽気にはしゃいでいました。
「ぼくの心は、ほんとうにうれしくて、すっかりとろけそうです。なぜって、今度の旅はとても楽しいし、車のなかはとても暖かいし、それにぼくらの御者は愛想のいい人で、道が少しでも許すかぎり猛烈な速さで飛ばします」(1769年12月14
日ヴェルグルにて)
12月15日、インスブルックに到着。12月17日には、当地の有力者、キューニグル伯爵の邸でコンサートが開かれています。
今日のインスブルックは、オーストリア・チロル州の州都で人口約14万。
上の写真にありますように、アルプスを背景とした、美しい街です。名前の由来は、イン川に架かる橋(ブルッケ)から来ているそうです。
街は、小ぢんまりとしていて、中世の雰囲気が漂っています。
1964年と1976年の2度も冬期オリンピックが開かれている、スキーの街です。
- 《白十字館》
- モーツァルト一家は、インスブルックで、《Zum Weisses Kreuz(白十字館)》に泊まっています。
この館は、15世紀創業という由緒ある宿ですが、現存しており、ホテルとして健在です。
右の写真は、その玄関で、モーツァルト父子が滞在した記念版が掲げられています。
典型的なチロル風の内装のレストランも素晴らしいようです。
(このページの画像は、欧州写真館 からお借りしています。)
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