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- 最初のコンサート
- モーツァルト一家は、1769年のクリスマス・イブにロヴェレートに到着しました。
この街の文化水準は高く、啓蒙思想や文学に造詣の深い貴族がたくさんいました。彼らは、音楽にも関心を示し、コンサートも頻繁に開かれていたようです。
そのような教養ある貴族の一人、G・B・トデスキ男爵が、自分の邸でモーツァルト父子のためにコンサートを開催してくれましたが、これが、イタリアでの最初のコンサートになりました。
翌日は、この街のサン・マルコ聖堂でオルガンを弾いています。
レオポルトの手紙によれば、モーツァルトの名前はすでに知れ渡っており、あまりにも大勢の人々がモーツァルトを歓迎するために詰めかけたので、数人の青年が、人々を押しのけてモーツァルトを聖歌隊席まで連れて行ったと言います。
- 《モーツァルト音楽祭》
- モーツアルテイアン・フェラインの倉島 収さんは、平成12年秋にロヴェレートで開催された《モーツアルト音楽祭》に参加されました。
この音楽会は、今年で第13回目となっており、1783年に建てられたザントナイ劇場や周辺都市の小劇場を利用し、室内楽を中心に、継続して実施されております。
下の写真は、倉島さんからお借りにしているもので、市内の全景です。
峠から下る河川の河岸段丘のような斜面にロヴェレートの街が開けている様子が窺えます。
また、街の周辺には、葡萄畑が広がっています。
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