立川・砂川東支部女性部会コンサート 

立川法人会の皆様と「セレモアコンサートホール武蔵野」でお会いするのは、今回で4度目になります。
この会では、楽器を5台使ったりしたこともありますし、思い切った企画もさせていただきましたが、今日は、今年生誕200年を迎えるショパンを通じて、19世紀フランスのサロンで愛されたプレイエルの響きを、現代のスタインウェイとの違いを感じていただきながら楽しんでいただくようなプログラムにしました。

終了後の懇親会で、お茶をされておられる方がこんなお話をしてくださいました。
「今日、ノクターンを聴いていて、私は、茶事の”夜噺(よばなし)”を思い浮かべたんです。夕方5時くらいに始まって夜通し語り合ったり、お茶を入れたり、懐石を頂戴したり・・・。そのときの明かりは、蝋燭なのです」
燭台の明かりをいつもより暗くしてショパンの演奏を楽しんだパリのサロンの人々の感性と共通するものを感じた、とのことでした。
暗くなると聴覚、嗅覚などが普段より敏感になるのだそうで、そういうセンシティブな社交の場、という意味で、たしかにフランス19世紀のサロンと日本のお茶事には、共通点があるとのことでした。

お世話になりました立川法人会砂川東支部女性支部の皆様に厚く御礼申し上げます。

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