2013-11

コンサート鑑賞

兵士の物語

「ストラヴィンスキーの新古典主義」について作曲家、森垣桂一先生の講演をお聴きしました。新しい演劇・音楽空間としての舞台芸術を創造したストラヴィンスキーの「兵士の物語」をとりあげ、その単純に見えて実は大変凝った音楽づくりがされていることをわか...
ホール・音風景

ジュピター連載「ピアニストが案内するモーツァルト」最終回

大阪いずみホール情報誌「ジュピター」に「ピアニストが案内するモーツァルト」を6回連載させていただきました。今年2月に始まった連載、「神童モーツァルトの登場」「モーツァルトと鍵盤楽器」「モーツァルト・青春の旅」「ウィーンでの成功」「モーツァル...
久元 祐子・旅

ラトビア独立記念日祝賀会

11月18日は、ラトビアの独立記念日です。ラトビア大使館主催の95周年記念セレモニーにお招きいただき、夕方大学の授業を終え、お祝いにお伺いしました。今年8月に特命全権大使に就任されたペンケ大使、そして奥様のダッツェさんです。リガ市と神戸市が...
ピアノ(楽器)について

ベーゼンドルファー Opus No.50,000

イグナーツ・ベーゼンドルファーが1828年にウィーンで創業したベーゼンドルファー社。今年で創業185年となります。生産台数が少ないことでも知られ、1台1台手作りの要素が強い楽器です。通常のモデルのほかにもこれまでいくつか限定モデルが発表され...
美術鑑賞

原画作品展

憧れの女性社長、アップルファームの上島さんからご案内をいただきました。「晩秋の港の夕焼けに映える赤レンガ。わたせせいぞうも愛する横浜のワンシーン。そのシーンにピッタリの原画作品展示をいたします。穏やかな秋の一日を港街でお過ごしください。」ま...
久元 祐子・旅

陶芸と漆芸

瑠璃色と朱色の対比が美しい饗宴です。陶芸と漆芸。まったく違う質感が一つの空間で出会い、それぞれの主張の中に、個性が見えるひとときでした。蔵王で制作されておられる鈴木智さんの作品には、神戸・六甲道の素敵な珈琲館「信州安曇野」で偶然出会いました...
コンサート鑑賞

イェルク・デームス ピアノリサイタル

東京文化会館小ホールで、イェルク・デームス先生のリサイタルが行われました。今年85歳になられるウィーン三羽烏の一人です。前半は、ハ長調の大曲2曲。ベートーヴェン:ワルトシュタイン・ソナタとシューマンの「幻想曲」。どちらも先生の十八番です。後...
国立音楽大学

リベラル・アーツ

今日は、「音楽大学と教養教育」というセミナーが催され、「キャリア教育」について久保田慶一先生、「ビルドゥング(教養)教育」について京都大学の山名淳先生、「社会に必要とされる音楽家になる」というタイトルで大島路子先生がお話しされ、また参加者に...
作曲家

ベルクの音楽「リリカルな表現の記譜」

国立音大 研究所プロジェクト 楽譜を読むチカラ Part2。昨年のPart1は、古典に焦点を当てバッハからベートーヴェンまで、ということで私はモーツァルトを担当させていただきました。今年は、ドビュッシーからウェーベルンまでという近現代の音楽...
久元 祐子・旅

「秋の歌」

好きな季節がやってきました。日本の秋はやっぱり素晴らしい!けれど、秋の散歩のとき、なぜかいつも心に浮かぶメロディーは、ロシアを代表する作曲家、チャイコフスキーの「秋の歌」なのです。ニ短調の寂しげな旋律、ため息のようなモチーフ、せつなくなるハ...