原画作品展

憧れの女性社長、アップルファームの上島さんからご案内をいただきました。「晩秋の港の夕焼けに映える赤レンガ。わたせせいぞうも愛する横浜のワンシーン。そのシーンにピッタリの原画作品展示をいたします。穏やかな秋の一日を港街でお過ごしください。」

まさに夕焼けの美しい時刻に、横浜・赤レンガに到着!

神戸にも縁のある わたせせいぞうさんの描く二人は、港街が似合います。「ふたりのYOKOHAMA STORY」では、絵の中の二人が、いつも恋のクライマックス。視線は見つめあっているか、同じところを見て、同じことを感じています。理想の二人、素敵な二人が夢のように描かれ、音楽、動物、植物や風景がその二人のまわりを回りながら雰囲気を盛り上げています。
「あぁ、こういうシーン、どこかであった。」と記憶の中に懐かしくなるような場面が切り取られていました。

シュー・ヤマモトさんの猫のパロディーは、とにかく笑えます。猫好きの人にはたまらない「CAT ART」。人気上昇中の作家さんです。

そして、昨年、「不思議の国のアリス」の画本を出版された半那裕子さんにお会いできました。部屋に入ったとたん、「不思議の国のアリス」のシュールな世界に迷い込んだかのよう。

画本は、EPSONのスキャニング技術と大日本印刷の印刷技術が結集して、原画の忠実な再現となっているそうです。広げると9メートルにもなる26枚の絵画。ジャバラ折にして1冊の本に製本されています。モノトーンで描かれているその画本の向こうからさまざまな色が想像とファンタジーの中に飛び出してきそうです。

スケールの大きな半那さんの作品は、実物の大きさより、またさらに幻想でふくらんでいきそうな感じでした。都立芸術高校の先輩にあたることがわかり、高校の話題に花が咲きました。半那さんは「自分の今を作っているのは、高校時代の3年間」とのこと。 帰宅しますと高校の同窓会「緋水」からの封書が届いていました。卒業生による演奏会と展覧会の同時開催のお知らせです。音楽科と美術科、在学当時は自分の技術を高めることで精一杯。けれど、卒業してから、今日のような思いがけない出会いがあったり、音楽、美術互いの交流が進むのは、とても嬉しいことです。

アリス半那裕子さんと一緒に・・・。

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