フェルメール展

人気のフェルメール展を鑑賞。今回、当時のオランダの同時代人たちの絵画も同時来日。肖像画、風景画、生物画、そして神話や宗教を題材にした作品、風俗画など17世紀オランダの(おそらく当時は、フェルメールよりも著名だったかもしらない画家たちの)作品も同時に見ることができました。

寡作で知られる(現存する作品は35点)フェルメール。そのうち10点が来日ということでフェルメールファンとしては、万難を排して・・・というところです。

残念ながら日本初公開の「取り持ち女」は、期間限定のため見ることができませんでしたし、「恋文」は大阪展のみ。でも「手紙を書く女」「リュートを調弦する女」「牛乳を注ぐ女」などに再会。時を忘れるひとときでした。

1654年から翌年にかけて描かれた大きなサイズの宗教画「マルタとマリアの家のキリスト」に始まり、ほぼ年代順に並べられた作品8点。青く薄暗いフェルメールの部屋は、神秘と静謐さで際立っていました。光の粒子、布地の感触、肌や瞳や唇の輝き。緻密な構図から浮かび上がる女性たちの息遣いと眼差し。そして独特の色合いにも引き寄せられます。

「牛乳を注ぐ女」の復元は見事!その絵の前からしばらく離れることができませんでした。

出口近くの売店では、現代のハイテクで印刷された製品がたくさんありましたが、やっぱり生で見る実物とは色がかなり異なります。

音楽で言えば、生の演奏会とCDデッキから流れる音と同じくらいの差があるのです。
とは言え、、、「本日の想い出」ということで。チケットケースをゲット。

会場を後にし、久しぶりに上野公園の黄金色の銀杏も楽しみました。

IMG_0126

コメント