音楽のある展覧会

帰国した翌朝から大学の授業、会議が続き休止符なしの3日間。名古屋に向かう新幹線に乗る直前の1時間を利用して
ホテルオークラ東京別館地下2階アスコットホールで行われた「19世紀末ウィーンとニッポン」ウィーン楽友協会アルヒール展に伺いました。

日本とオーストリアの音楽交流の足跡を辿る展覧会。ウィーンの空気を思い出しながらの「ウィーン楽友協会」の資料鑑賞のひとときとなりました。

ウィーンと違って「カメラNO!」の日本ですので、写真はアップできないのですが、ブラームスが伯爵夫人が演奏する琴で「六段の調」を聴きながら楽譜に書き込みをしている絵画。1866年のウィーン市街図。
ウィーン楽友協会のこけら落としコンサートの招待状。ウィーンで活躍したヴォルフ、ヨハン・シュトラウス、マーラーなどの自筆譜や手紙など。

ルートヴィッヒ・ベーゼンドルファーが日本の天皇陛下に献上したピアノのカタログ(1912年)やリストがベーゼンドルファーで御前演奏したときの絵画(原画)は特に興味深く、目を皿のようにしてケースの中を覗き込んでいる自分の顔がガラスに映り、笑ってしまいました。

オーストリア日本友好150年に相応しい展覧会を楽しんだあと、新幹線に飛び乗り、1時間半で名古屋着。懇親会では、カワイ名古屋店店長さんらにお世話になり、国立音楽大学出身でオランダに留学しておられた長廻かおる先生らと歴史的楽器の話で盛り上がりました。

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