南房総でリハーサル

昨日は、東京アカデミーオーケストラ(TAO) の合宿が、千葉県南房総市久枝にある SAN・BAY で行われました。
途中、房総の魚を出してくれる食堂で腹ごしらえ。
南房総では、すでにツツジが満開でした。白と赤の絨毯です!

130420

人の記憶で一番最後まで残るのが、「嗅覚」だそうですが、ツツジの香りを嗅ぐと、幼少のころ、友だちと遊んだ記憶が蘇ります。
花をこっそりつんで蜜を舐めたときのふわっと甘い味わいも・・・。

定期演奏会のための合宿で、曲目は3曲。
モーツァルトのピアノ・コンチェルト KV466に与えられた時間は3時間です。
これをどう使わせていただくか。最初の15分を全体の構想とイメージ、そして形式とハーモニーの流れのために使いました。この骨の部分が揃わないと、全体が空中分解してしまうからです。
次に、前回の練習でギクシャクしていた部分を先に拾わせていただき、丁寧に返したあと、最後に全体の通し練習。
何となく通して終わり・・・というのではなく、細部を磨く時間があるこういう合宿は、完成度を高める上で貴重な機会でした。
自分自身、たくさんの発見があり、あらためて名曲の魅力を感じた3時間でした。

コメント