丸の内でコンサート

Fete de Marunouchi 2006 回遊型ミニコンサート」と題したコンサートが、丸ビル MY PLAZA アトリウムであり、弾いてきました。
(主催 :三菱地所ビルマネジメント 後援 :社団法人全日本ピアノ指導者協会(PTNA)  制作 :東音企画) 

0605-10

K309のピアノソナタとK397のニ短調ファンタジー、そして渋谷貴子さんとの共演で、K454のクラヴィーアとピアノのためのソナタなど。

東京駅・丸の内というと、新幹線の始発、オフィス街というイメージしかなくて、「丸の内で音楽会」というのは、はっきり言って、ピンとこなかったのですが、歴史的な建物や、ニューヨークのフィフスアベニューを思わせるお洒落な通りと言いコンサート会場としても新たな可能性を感じました。
丸の内プラザの残響は、とても長くて、調律師さんが「ポーン」と音を鳴らして教えてくださるには、残響時間6秒だとか。
去年、一昨年とザルツブルクのミラベル宮殿で弾いたときのことを思い出しました。
今日は、もっとざわざわする中での演奏かと思ってでかけたのですが、熱心なお客様が多いことにびっくり!
調律がアップして「いざ、リハーサル!」と思って会場に行くと、ピアノの前には、もうすでに、聞く体勢に入った、たくさんのお客様たち!
「あぁ。。。ぶっつけ本番。」と覚悟を決めて楽屋に戻った次第。
あたたかい雰囲気で、楽しんでくださったお客様、ありがとうございました!
東音企画のスタッフのみなさま、お世話になりました!

コンサートにも多様な形があってよいとと思っています。
シーンと静まり返った中でのピンと張り詰めた音楽会あり、今回のように、気楽にちょっと寄ってみるような楽しい音楽会あり。
場所もアットホームで奏者の息遣いが聞こえるサロンから、大きな迫力ある舞台まで。
演奏する側も、楽器、音響、会場、雰囲気で、臨機応変に対応する力をたくわえなくっちゃ!と思った一日でした。

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