カワイ講座 「ショパン」

カワイ講座 第4回。
前回のシューマンに続き、今年生誕200年のショパンをとりあげました。これまでで一番多い受講生の皆様にいらしていただきました。

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前回から手の部分のアップが同時にスクリーンに映し出されるシステムが導入されました。
タッチや手首の動きなど、後ろのほうに座っておられる方にも伝わるように・・・という配慮で好評です。

今日は、ワルツとノクターン。
パリのサロンでも人気のあったジャンル。
大ホールの音響とはまた異なる、サロンの独特の雰囲気の中で、ショパンの音楽は形成されていきました。
それらの息遣いやデリカシーが音符の合間から見えてくる演奏が理想でしょう。

現代の重くパワフルな楽器から軽やかな遊び心や繊細な変化を紡ぎだすには、それなりの技やイマジネーションが必要になってきます。
これまで楽譜を紐解きながら、当時ショパンが使っていたプレイエルを弾く経験の中でタッチや音色の感覚を自分なりに体得してきましたが、そのような感覚も交えながら、お話しさせていただきました。

表参道の一等地にある解放感あふれるサロン。
丸テーブルが設置され、和やかな雰囲気の音楽発信地です。窓からはお洒落な通りの緑が見えます。
回を重ねるにつれ、お仲間を連れてきてくださったり、お友達やお弟子さんと一緒に参加してくださったりで、感謝しています。
次回が「続」編の最終回です。どうぞよろしくお願いします。

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