バッハのパルティータ

バッハ研究会。
今夜は、渡邊順生先生による講演。
「バッハ組曲と”パルティータ”の特質」でした。

バッハの大宇宙を90分の時間内で一巡するのは、至難の業。
組曲成立までの経緯は、膨大で、調性を言葉にするのも至難の業。
先生が作成された詳しく丁寧なレジュメを助けに、これから一年かけて勉強していく課題といえましょう。
講義の中で聴いたフロベルガーなどのリュート様式の曲を急に弾いてみたくなり、家に戻り、クラヴィコードをつまびきました。
古の時空を超え、聞こえてくるかのような響き。
スピード社会の現代とはまったく異なる、悠久のときの流れを感じさせる音楽でした。

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