「モーツァルティアン・フェライン」例会 

「モーツァルティアン・フェライン」の例会にヴァイオリンの大関先生とともに出演させていただきました。

前半の1時間は、レクチャー”ヴァイオリンソナタに見る調性感”ということで
モーツァルトの転調の妙についてお話しさせていただき、後半1時間は、演奏。
名曲3曲(KV296、304、379)を、大関先生の美しい音色とダイナミックかつ繊細な演奏でお聞きいただきました。
モーツァルト通のお集まりということもあり、終了後のパーティでは、質問もいろいろ。

「KV379のソナタは、序奏がト長調、そしてソナタがト短調で始まる。
普通ソナタは、序奏ではなくソナタの第1主題の調で呼ばれることが多いのに、なぜ、この曲は、ト長調のソナタとなっているのか?」
「もしかしてこれは、序奏ではなく、ソナタの第1楽章で、本来言われている2楽章形式ではなく3楽章形式なのでは?」
などなど、かなり通の方のご質問などが続き、ワイン片手の談笑というより、大学の質問コーナーをはるかに凌駕するレベルの高さでした。

ラ・フォルテの楽しく雰囲気の中で和やかなパーティとなりました。

今年もお世話になりましたフェラインのスタッフの皆様、そしてこまやかにいろいろとご配慮くださるラ・フォルテの大澤先生、梅雨時のピアノを整えてくださったポンちゃま。 ありがとうございました!

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