ピアノ300年記念コンサート

クリストフォリがピアノを発明して300年ということで、今年は、記念のイベントが続きます。
1709年というふうに言われてきたので今年がちょうど300年になりますが、実は、1700年にはすでにクリストフォリの楽器は出来ていたということがわかっています。ですから
「ピアノ300年以上コンサート」と言ったほうがよさそうなのですが・・・。

一部出演者、朝9時集合。
今年一番早い集合時間です。ナビゲーターの武田先生のお話についての打ち合わせ。(けっきょく時間がおしてしまってまったく打ち合わせと違う内容になってしまいましたが。。。)

10時からリハーサル。
大塚直哉先生の美しいオルガンの音色で、心が癒されます。
バロックダンスの浜中先生とご一緒させていただいたのが、5年前のコンサート。久しぶりの再会!懐かしかったです。

ピアノフォルテ(アントン・ヴァルター)の到着が遅れPTNAのスタッフの方たちはハラハラドキドキでしたが、記念イベントも無事開始。満員の盛況でした。

私は、ピアノフォルテでモーツァルトのトルコ行進曲、ベートーヴェンの悲壮、そして大関先生とヴァイリンソナタK304を弾かせていただきました。
大関先生の美しく柔らかな音色が2000人の会場を包みました。

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東京芸術劇場の大ホールは、ステージではデッドな響きで心もとない感じなのですが、客席にはよく通るようで、かすかなニュアンスも空間が伝えてくれました。

終了後、中会議室に移動。続々と歴史的ピアノが運び込まれ、会議室が宝箱と化しています。
久しぶりにお会いする江森さん、池末さん、大阪の山本さん、、、一流のピアノ制作家の方たちのお顔が見えます。

渡邊順生先生が愛器、ホフマンとともに登場。
「弾いてみて。」と先生。
「明日本番で使われる楽器なのに、本当にいいんですか?!先生。」
と申し上げたのですが、お言葉に甘え、触らせていただきました。

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ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン・・・。
本当に美しい響きで18世紀終わりの美学を今に伝えてくれる名器の音に感動!
これだけの古いオリジナルであるにもかかわらず調整も素晴らしい状態で、感服。

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渡邊順生先生、ありがとうございました!
この企画では、実際に、歴史的楽器を間近に見ることができ、行列ができていました。

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