ベーゼンドルファーサロンコンサート@亀岡

すみや亀峰庵におきまして「日本オーストリア友好150周年 究極の音色を楽しむ夕べ ベーゼンドルファーサロンコンサート」に出演させていただきました。京都駅から亀岡へ。山陰本線の車窓からは嵯峨嵐山の絶景が臨めます。日本の美を楽しもうと多くの外国人観光客の皆さんで賑わう車内は各国の言葉が賑やかに飛び交っていました。
亀岡駅から車で20分。山の中から藁葺屋根の門を潜った瞬間、時の流れを超えた非日常の世界へ。美しい笑顔の山田智社長さんが迎えてくださいました。

東京からはるばるやってきたベーゼンドルファー・ヨハンシュトラウスと対面し、緑の中でのリハーサル。湿気のある季節はピアノにとって重くなりがちな季節ですが、JEUJIAさんの調整とリハーサルの中でだんだんと音が開いていきました。夕方、やわらかな湯の花温泉に身を沈めリラックス。(ちょっとリラックスし過ぎ?!・・・反省・・・)

日が暮れかける夕刻開演。バッハに始まりリストまで、ベーゼンドルファーのやわらかな音色をサロンの皆様と共に愛しみながら弾かせていただきました。サロンは、普段、徒然文庫としてライブラリーになっている場所。静かな時間がゆったりと流れている空間は心地よく、ウィーンの音色に耳を傾けてくださいました。

オーストリアワインを日本一多く仕入れておられる亀峰庵さん。井野毅副社長のお話では、オーストリアウィークの今週は特にオーストリアの16のワイナリーが来庵とのこと。
演奏後、ソムリエの田中徹さんがおすすめくださるオーストリアワインとともに、和食を楽しませていただきました。もともと炭屋さんだったSUMIYA亀峰庵さん。炭火で焼いたアユ、新鮮な帆立、京野菜、そして鴨鍋。。。至福のお料理の数々でした。驚いたのは、オーストリアワインと京の和食のマリアージュの素晴らしさ。Brundlmayerの黄金の泡、Pichler 「M」2009 のフルーティなのに力強い味わい。オーストリアワインと京の文化に魅せられた感謝の一夜でした。

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