和の力

SUMIYA亀峰庵さんにて朝6時に起床。良いワインは不思議に二日酔いもいたしません。温泉でリフレッシュのあと、朝ごはんをいただきました。「おくどさん」(かまど)から湯気が立ち上り、地元農家のとれたて野菜が並びます。京都の「おばんざい」が豆皿にちょっとずつ。。。健康志向のお料理の数々。ホテルのみなさんの細やかな心遣いと優しい笑顔。きびきびとした動きから、SUMIYAさんで働くことの誇りが伝わってきます。

「おくどさん」で炊いたごはんの何と艶やかなこと!日本人に生まれてよかった!と思える「和」の朝ごはんでした。

宿からマイクロバスで亀岡駅に送っていただき、京都から新幹線で東京赤坂サントリーホールへ。二期会DAYSシリーズ「フィガロの結婚」ダイジェスト版の応援に馳せ参じました。イタリアものを十八番とする面々。これまで原語で何度も歌ってこられたレパートリーですが、本日はなんと中山悌一先生の訳による「日本語上演」。黒田博氏のフィガロ、澤畑恵美さんのスザンナは息もピッタリ!圧倒的存在感のマルチェリーナ岩森美里さん登場でテンションも上がります。伯爵夫人役の大倉由紀枝先生が台本を作られたとか。その語りを愛くるしいケルビーノ役の井坂惠さんが担当。テノールのスター福井敬さんがドン・バジリオとドン・クルツィオの二役で笑わせてくれます。滑舌の良さは相変わらず、日本語になってもイタリア語同様、はっきりと会場の隅々に聴こえるのはさすがでした。

超多忙のメンバーが揃った「奇蹟の驚演」! たった3回の合わせでこれだけの舞台を作ってしまう日頃からのアンサンブルの底力とチームワーク!「あとに続け!」とばかり国立音大の声楽陣が客席を埋め尽くし、普段より華やかな雰囲気に包まれたブルーローズ。令和元年に相応しい「和」の力を感じたステージでした。

コメント

  1. 上田眞由美 より:

    京都でのコンサート、お伺いできずとても残念でした。長楽館は素敵なところですが、亀岡のSUMIYA亀峰庵は知りませんでしたが、こちらもいい感じのところでちょっと興味もちました。お写真のおくどはんで炊いたご飯、本当においしそうですね!亀岡は自然豊かでのんびりした感じで、一人知り合いがいますが、その方もの~んびりしていていつも癒されます。

    • 久元 祐子 久元 祐子 より:

      上田様
      コメントありがとうございます。亀岡のSUMIYAさんのご飯、本当に美味しかったです。緑に囲まれた山の中にあり、癒される時間でした。翌日から慌ただしい日常に戻ってしまいましたが・・・。またプライベートでいつか行ってみたいと思っています。