旭山動物園、そして、コンサート・・・

朝、東川をご案内いただきました。
行けども行けども広い広い銀色の大平原。
トマトで有名な青木農場さんは、なんと9万坪。
今建設中の小学校も45000坪!小学校の校庭には、果樹園や畑があり、子供たちは自然体験ができるそうです。
まさにパラダイス!
全戸上水道代ゼロ。蛇口をひねると湧水が出てくるそうで、洗物もお風呂もミネラルウォーターだそうです。

続いて、旭山動物園へ。
オオカミ、シロクマ、アザラシ、アムール虎、ライオン、シマフクロウ・・・・
厳寒期の動物たちは、動きが少しゆっくりですが、それぞれの顔や動きを見ていると、実に泳ぎがうまかったり、驚くべきスピードで何かを捕まえたり、人間にはできない仕草を見せ、生き物の不思議を感じます。
飼われている野生動物、というのを見るのはあまり好きではないのですが、この旭山では、なるべく自然な姿を見てもらう、というコンセプトで動物たちの姿を見ることが出来ます。そこが人気の秘訣なのでしょう。
いろいろな工夫があちこちにされていて
「糞やおしっこにご注意ください」
という立札の上を見ると、虎の足の肉球が金網から直接見えたりします。
ペンギンの散歩とシロクマ君のもぐもぐタイムは超人気で、ただ歩いたり、食べたりするのを見るために、人間が長蛇の列をなしている、というそのこと自体が、何か逆転していて、不思議な感じがしてきてしまいます。
ペンギンにも性格があるようで、まじめにまっすぐ歩くのもいれば、列からはみ出て歩くのもいます。目立とうとしてひっくり返ったり、大げさに動いたりするものいれば、そそっかしく転ぶのもいる・・・・
その仕草がまた可愛いと、観客の目が一斉に向けられます。
ペンギンは二度目なので、思わず見ている人間の方を観察してしまった自分でした。

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そこから蝦夷ラーメンで体を温め、東川クラフト街道を走り、陶芸家の滝本さんを訪ねました。
ピンクが好きな滝本さんが作られた小皿は、ハッピーな気分にしてくれそうです。生まれて初めての陶芸体験にも挑戦。どんなお皿ができるか、1か月後に送ってくださるそうで、それまでのお楽しみです。またブログで公開させていただきます。(うまくできてれば?!)。

4時からのコンサートに備え、観光モードを終了し、リハーサル。
木の香りが新しい会場です。
ベートーヴェンのピアノ・ソナタなどのソロのプログラムに交え、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番第2楽章を演奏。オーケストラを想像しながら弾きましたが、ふだんのコンサートでは聴けないピアノパートを聴いていただきました。お話をまじえてのコンサートでしたが、耳が聞こえない中で作ったベートーヴェンのソナタの話に子供たちはびっくり。
「耳が聞こえないのに、どうして音楽がつくれるの?」
と、お母さんに質問していたりして、子供の問いは素直です。

コンサート終了後は、ラトビア交流協会、スウェーデン協会の方々と懇親会。10年ぶりくらいにお会いする友人たちも全然変わっていなくて驚きました。
音楽談義に花が咲いたところで、空港までまっしぐら。2泊3日の北海道の旅を終え、帰路に着きました。
お世話になりました東川の皆様、ありがとうございました!

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