東川氷祭

富良野から東川へ。
手打ち蕎麦の「まん作」さんに連れて行っていただきました。ミシュランにも載っているこのお店。知る人ぞ知る名店です。
凛とした店構え。楚々とした美しい女将さんが注文をとってくれます。
お蕎麦ってこんなに香り高かったかと、あらためてお蕎麦の美味しさを再認識。腰がしっかりとした細いお蕎麦。しっかりとしているのに、口当たりがゴワゴワしません。優しさと強さを併せ持ったお蕎麦と言えましょう。
そのお蕎麦を邪魔しない正統派のおつゆについてくるのが、ネギの白い部分だけを本当にこまかく切った薬味。舌の上で決して主張しすぎることのない、けれど脇役として満点の薬味です。
もう一人の脇役が、山山葵!八百屋さんで見ると、これ何かしら?という感じで、ちょっと乾燥気味の黄色い山葵なのですが、これがまたお蕎麦にマッチするのです。ツンと鼻に来るのではなく、蕎麦とのアンサンブルを楽しむという雰囲気の山葵です。

すっきりとした気分で「まん作」さんを出たあと、ラトビア交流協会の青木会長さんに、「東川氷祭」の会場へ案内していただきました。
日本での氷彫刻の発祥の地だけあって、見事な作品の数々が並びます。
下の写真は、ダイオウイカの氷像です。

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花火も打ち上げられ、冬の空が彩られました。蛍光塗料入りの水を凍らせた色とりどりのキューブ。広い公園では、桂の木がライトアップされています。雪の滑り台、かまくらカフェなど、氷の祭典の会場は、前夜祭からすでにヒートアップ。

夜は、東川町の松岡町長さんはじめ、交流協会のメンバーのみなさんと歓談。ピアノの話、水の話、お米の話、など、しばらくぶりにお会いしたみなさんとの懐かしいひとときでした。
今回初めてお会いしたウナ・ヴォルコバちゃん。
みんなから、「うなちゃん。うなちゃん」と呼ばれるラトビアの少女歌手です。信じられないほど日本語が上手なウナちゃんは、ラトヴィア大学で日本語を学び、今東川町に籍を置いています。
私の主人が神戸市の副市長をさせていただいていることもあり、リガと神戸が姉妹都市、という話題になりました。ウナちゃん、来月、神戸に行き、日本対ラトヴィアの親善サッカー試合で、ラトヴィアの国歌を歌うそうです。声楽家でヴァイオリンや民族楽器も弾けるウナちゃんの歌声が、神戸のサッカースタジアムに響くのは、2月6日です。
神戸をたっぷりエンジョイしてきてください。
「ウナ・ヴォルコバ」という名前、どういう意味?と聞くと、「一匹狼」だそうです。
かっこいい!

最後にいただいた塩おむすびの美味しかったこと!
夜遅く、雪の中の露店風呂に入りました。気温はマイナス13度ですが、不思議に寒くありません。
地元の方によると「暖かいから雪が降る」のだそうで、「それにしても今日は温かいなぁ。」を連発。
私は重装備で出かけてきたのですが、こちらの方は、ふつうにビジネスシューズやメッシュの運動靴。おまけに手袋をしてなかったり・・・。
「もっと寒くならないと見ることが出来ない」ダイヤモンドダストを楽しみにしておられました。

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