ベーゼンドルファーコンサート@ウィーン

ムジークフェライン内のベーゼンドルファーサロンでの演奏会。

朝は、会場でピアノ選び。数台のうちから響きとコンディションの良さ、タッチの具合、プログラムとの相性を鑑みベストの楽器を数台からチョイスし、ベーゼンドルファーの調律師さんと打ち合わせ。

その後、一度ホテルに戻って休憩。その間、ムジークフェラインでは、2020年ニューイヤーコンサートのテレビ番組用のビデオ撮影が行われました。バレーも入り賑やかな新年の幕開けとなるウィーンの大イベント。お正月の世界放映が楽しみです。

ベーゼンドルファー社のサビーネ社長は、お2人のお子さんのお母さんでもある優しい女性。趣味は、建築家のご主人と一緒のイタリアへのドライブだそう。

「貴方の感情の流れと心の秘密が全ての音から伝わってきた」と詩的な言葉で話しかけてくださる女性。

先週日本でのオーストリア関連の催しでお会いしたばかりの長身男性2人。ウィーンでの再会が嬉しいひとときでした。

アンコールの最後はウィンナーワルツでひとつになりました。

「音楽はあらゆる壁を超え、時間芸術と波動の共有を通して、ひとつになれる。」そんな言い尽くされてきた言葉をあらためて実感した晩でした。

永遠に満足できない深い森に足を踏み入れたような「演奏」という世界。これからも多彩な色と濃密な響きを獲得していきたいと思っています。

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