七草粥セット

毎年恒例、お正月のウィーン・フィル ニューイヤーコンサート。
ムジークフェライン黄金ホールの美しく温かな音響を思い出しながらテレビで楽しみました。今年は、ラトヴィアのリガ出身、アンドリス・ネルソンスが登場。ヨーゼフ・シュトラウス (1827-1870)没後150年ということもあってか、「愛の挨拶」ほかヨーゼフ初お披露目の曲もあり、「ベートーヴェン生誕250年」に因んでベートーヴェンのコントルダンスも交じり、興味深い2時間でした。

暮れから新年にかけて、アメリカ在住の工学博士、小田川隆朗先生がご自身の録音されたヨーゼフ・シュトラウス、エドゥアルト・シュトラウス (1835-1916)の曲をyou tube でたくさんご紹介くださいました。

小田川先生のお話では、シュトラウスの場合、新曲が舞踏会などで発表された直ぐ直後(か同時)にピアノ譜が発売され、店頭には多数の若い女性が列をなして楽譜を買い、直ぐ品切れになったそうです。先生の録音は、当時の出版社専属アレンジャーが作った第1版に基づき、抜けている音を補充したり、ミスを訂正しながらの演奏。
Eduardは、1907年に自筆譜を含め楽団所有の全ての楽譜を2日かかって燃やしてしまいましたので、「典第1版に基づく」バージョンは、極めて貴重です。

さて、その小田川先生からのメールでは、アメリカには元旦に御馳走を食べる習慣もなく、大晦日の12時に新年の花火が打ち上げられて終わりなので味気ない。。。とありました。

クリスマス、第九、そして新年を祝うお節、初詣、、、をごく自然に楽しむ日本という国を懐かしんでおられるご様子です。

令和2年も1週間が過ぎ、今日は七草粥を作り、さっぱりとした加賀棒茶と一緒にいただき、胃を休めました。
セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、スズシロ、スズナ、ホトケノザ。

最近は、市場やスーパーでもこれらが「七草粥セット」になって簡単に手に入ります。
YOU TUBEですぐ聴ける「便利な時代」の七草粥と言えましょう。

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