久石譲先生ワークショップ第1回

国立音大講堂小ホールは、超満員。
記者席なども設けられていたのですが、そのテープもはがされ、立ち見の学生を座らせてあげたり・・・。

今をときめく人気作曲家のお話が聞ける、ということで学生も大集合、去年も入れないほどの盛況だったそうです。
国立の卒業生でもある久石氏、ジブリのアニメのようなイメージで聞きにきた人は、一瞬たじろぐようなオーソドックスな内容でした。

学生にとって、基礎を学ぶ時期の学生にとって大切なのは、個性ではなく、先人の作品の研究と大きな歴史的視点、読譜力、解釈力などの音楽の基礎力である。
久石氏のワークショップを聞いて人気作曲家になる秘訣を知りたい!
というような軽い気持ちで来た学生に渇を入れるような内容でした。

16世紀からベートーヴェンまで、弦楽四重奏の形態ができるまで、ドビュッシーのカルテットのアナリーゼ、19世紀から20世紀の音楽へ移行する過程、ウェーベルン、ブーレーズの理念、実践を検証。。。などなど。
第2主題がどれか、弦楽が四重奏になったのはなぜか、などの質問が学生だけでなく会場の作曲家の先生にまで飛んできます。

作曲が目指すものは、何か、という理念をしっかりと持った上で、実際に弦楽四重奏を書く実践をしていくという授業。
スタイルにはこだわらないが思考過程が明快な曲を望む、という先生の姿勢を感じることができたワークショップでした。

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