日比谷ゆめステーション

渡部由記子先生主催の「日比谷ゆめステーション」
ステップに出場のみなさんの演奏のアドバイザーとして、午前の部が終わったところで、トークコンサートをさせていただきました。
松尾楽器のスタインウェイサロンは、立地条件もピアノの状態も良い、ということで人気のサロンです。
「ホールを予約するために大変な労力がかかるんです、電話を9時に皆がいっせいにかけるから・・・」
というお話を愛好家の方から聞いたことがありましたが、休日の今日もその例にもれず、スタジオなどすべてが埋まっていました。

ステージだと大きく見える子供さんも、終演後、廊下ですれ違うと、まだとっても小さな体だということにびっくりします。
ピアノを始めてわずかな期間で大きな進歩をとげるためには、先生やご両親の大きな大きな支えと導きがあることだろうと容易に想像がつきます。
子供の頃のレッスンの記憶というのは、不思議に大人になっても覚えているもので、ある期間たとえピアノをやめることがあっても、体が覚えた動きや筋肉の使い方は、大人になっても忘れることはありません。
逆に言うと、悪い癖が子供の頃ついてしまうと大人になって直すのは、至難の業。
この時期の先生の重要性は、こういうアドバイザーをさせていただくたびに感じます。
コンクールや演奏会や入学試験の曲をこういう機会にステージに出して・・・という生徒さんも多く、アドバイスやコメントを書く字もだんだん筆圧が強くなってしまいます。
今日は、早稲田大学の先生が開発された「長く書いても疲れないシャーペン」なるものが用意してくださっていて、確かにあまり手が疲れませんでした。思わず、5本も買ってしまいました。
1回の本番は、10回の練習よりも大きな自信につながっていきます。
それぞれにいい結果を出していっていただきたいと願っています。

トークコンサートでは、モーツァルト、ウィーン時代の曲を2曲弾かせていただきました。
お世話になりました渡部由紀記子先生はじめ、献身的にお手伝いされておられる多くのスタッフの皆様に厚く御礼申し上げます。

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