松戸・レクチャーコンサート

聖徳大学ラウンジローカスでモーツァルトのレクチャーコンサートをさせていただきました。
モーツァルトの即興演奏について、またクリスマスイブに行われたライバル、クレメンティとの競演のエピソードなども交え、変奏曲やソナタを弾かせていただき、モーツァルトの遊び心、即興性に思いを馳せていただくプログラムを選びました。

松戸ハーモニークリエーション主催の催しは、年に1度開催されているそうですが、運営は、早稲田大学の建築科出身の方が中心になっておられます。建築と音楽は共通点も多く、音楽を建築学的な見地でもお聴きくださっているような気がいたしました。流線型のフォルム、優雅な装飾などモーツァルトを「建築」にたとえるのは、楽しい想像です。

私ごとになりますが、両親が音楽の道に進むことを反対していましたので、その両親に代わって応援してくれていたのが、早稲田大学の建築科出身の叔父でした。ユニークで温かい人柄の叔父と心優しく音楽好きな叔母の存在は、両親の反対を押し切ってピアノの道に進んだ私にとって大きな支えとなりました。

今日のコンサートの企画にあたってくださったHさんは、その頃から応援してくださっており、かれこれ30年近いおつきあいです。大学卒業したての”若気の至り”の演奏に根気よくつきあってくださったり、よちよち歩きのピアノ弾きの頃から支えてくださった皆様のおかげで、現在まで音楽の道を続けてこれていることにあらためて感謝しています。

ラウンジ・ローカスは、3方に空が見える開放的なサロン。窓を抜けてモーツァルトが飛翔していきそうな 気持ちのよい空間でした。

聖徳大学1

聖徳大学2
聖徳大学3
演奏終了後は、流山まで足を伸ばし、こだわり素材のイタリアン「SARA」で打ち上げ。吹き抜けの天井、壁にかかる大きな絵画、薪ストーブ、クリーム色で統一された上品な色合いが嬉しいお洒落なお店でした。

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