子供の日

地震から3週間、”子供の日”の今日、熊本では暫く休止していた”くまもん”の活動が再開したそうです。
昨年11月に熊本での講座の前夜、街を散策したりクマモンと記念写真を撮ったりしたことを思い出します。
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全国で夥しい数のキャラクターがいますが、クマモンの知名度は突出しています。クマモンが復興の元気のために、避難所などをまわる姿、そしてクマモンに会えて喜ぶ熊本の子供たちの笑顔がテレビに映し出され、キャラクターのパワーを感じました。
午後からは、ハミングホール 小ホールで開催された遠藤志葉先生のリサイタルにお伺いしました。
意欲的なオールバッハプログラムに取り組まれた遠藤先生。
のびのびとした個性的な《イタリア風協奏曲》の演奏のあと、遠藤先生はトークを挟まれ「今日は子供の日ということで、《フーガの技法》などのマニュアックな曲ではなく、《イタリア風協奏曲》《インヴェンション》《シンフォニア》など子供にも親しまれている有名な曲にしました。」とコメント。
遠藤先生の師である旧東ドイツのウェーバージンケ先生の想い出話を披露してくださいました。「バッハのレッスンで楽譜に一切書き込みをなさらない方だったから、先生の筆跡は私の楽譜に全く残っていないのです」とのことでした。
その場で覚えられることだけを覚えなさい。あとは自分で考えなさい!という教育方針だったそうです。
「俺の楽譜を全て書き写して帰れ!」と仰るイェルク・デームス氏とは対照的です。
楽譜ではなく紙にこと細かく書いてくださるクラウス・シルデ先生のレッスンでは、90分のレッスンのあと、本になるくらいの分厚いレポート用紙が残りました。
生徒、子供たちへのピアノ教育方針には様々な方法があることをあらためて感じました。

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