モーツァルト@諏訪

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諏訪市音楽協会主催のレクチャーコンサートでモーツァルトを弾かせて頂きました。
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諏訪市音楽協会の皆様とも長いお付き合いになります。けれど、メンバーお一人お一人がずっと変わらずお元気なのが嬉しい限りです。お会いするたびに若返る方までおられるのは、諏訪のエネルギーと自然の恵みのせいでしょうか。毎朝、諏訪湖の周りをワンちゃんとお散歩したり、出来立てのカリンでジャムを手作りされたり・・・。今年は特に「御柱」で大いに盛り上がっています。
これまで1829年製ベーゼンドルファーを運び入れて現代のベーゼンドルファーとの聴き比べを楽しんでいただいたこともありますが、上諏訪駅前市民館での演奏会の前日リハーサル中に東日本大震災が発生し、演奏会が中止になった日のことは忘れられません。今回、上諏訪駅前市民館があった場所が更地になっていたのはショックでした。
今日の会場、オレンジサロンのスタインウェイは、ウィーンのコンツェルトハウスで長年活躍した後、ウィーンのピアノ工房ライジンガーで修復され諏訪にやってきた楽器です。アクションも今の寸法と異なるところがあり、古き佳き時代を感じさせるピアノです。長年ウィーンの殿堂でコンサートや録音に使われてきたピアノ、たくさんのピアニストの指を知っている鍵盤からは、ロマンが漂います。
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諏訪では紅葉が真っ盛り!アンコールでは秋に相応しいブラームスの静かなワルツを。
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コンサートの合間に、オレンジサロンのオーナー、濱一さんとサリエリ談義になりました。サリエリがコントラバス奏者のために書いた推薦状の写真を拝見。堂々としたサリエリの筆跡は、宮廷楽長としての権威が感じられます。そして1821年の日付!ライバル、モーツァルトが天国に旅立った30年後、ロマン派の作曲家リストが10歳の頃です。長きにわたりウィーン音楽界の長老として君臨したサリエリの息遣いが筆跡から伝わりました。
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濱さんJr.のY君とも4年ぶりの再会。ベーゼンドルファーで即興連弾などして遊びました。将来、諏訪の音楽界を牽引していくであろう元気いっぱいの次世代ジュニアたちです。
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