高尾山

観光で訪れる外国の方に最も人気のある山として、高尾山がベスト1になったそうです。
理由は、手軽に上れて楽しいからだとか。

毎年、年の初めに高尾山に登っていましたが、ここ数年、仕事が入ったりして、参加していません。
早朝、高尾山登山口の駅前に集合し、夕闇迫る頃ようやく反対側の相模湖に出る、というそのコースは、いくつかある中で最もきついコースだそうです。
雪解け間近の寒い中を尾根づたいに歩いたり、怪我をしないよう用心しながら急な坂を登ったり・・・という結構ハードなイメージで高尾山をとらえていました。

けれど最近、高尾山の頂上に行くには、いろいろなコースがあり、どうやら楽々コースがあることが判明。
中腹までリフトを使い、そこからなだらかな女坂を登って頂上に着くコースにしました
。途中でゆったりと精進料理をいただいたり、石楠花が見頃の花園まで足を伸ばしたり・・・と登山というよりハイキングです。 

cc6bad82.jpg  涼風に揺れる石楠花

まわりを見ても、ハイヒールの女性、ブーツの高校生や思いつきでやってきたカップルなど、公園の散歩の延長という出で立ちです。

お茶屋さんには、「高尾山若葉祭り」という緑の旗がはためいていました。
ベビーグリーンと呼ばれる生まれたばかりの若葉たちの色合いは美しく、そよぐ爽やかな風は、頬に心地よく、鳥の声が春の訪れを告げます。

シューマン:詩人の恋の冒頭「美しい五月に」の歌詞や
シューマン:子供のためのアルバム「愛する五月よ、おまえはまたやってきた」のメロディが浮かびます。

美しい5月がやってくる喜び・・・。

帰宅しますと今、ドイツで話題の映画「クララ・シューマン 愛の協奏曲」の案内状、そして注文していたシューマンのピアノトリオの楽譜が届いていました。
高尾山の木々に触れ、心身ともにリフレッシュしたのち、早速、譜読みに入りました。

コメント