クララ・シューマン

ドイツで話題のクララ・シューマンを描いた映画の試写会に伺いました。
ブラームスの末裔が監督とのことで、地元ドイツでも話題の映画です。

「愛の協奏曲」ということで
冒頭は、シューマンのピアノ協奏曲で始まり、
ラストシーンは、ブラームスのピアノ協奏曲で終わります。

2人の大作曲家に愛されたクララは、これまでにも映画になっていますが、
やはり、ピアニストの映画は、ピアノを弾く場面のリアリティが勝負というところがあり、その点でピアノ弾きが見ても納得するピアノ演奏の演技、というのはなかなか難しいかもしれません。

特に人それぞれイメージを強く持っている大作曲家なり歴史上の人物というのは、万人の共感を得るのは、至難の業でしょう。
そこに果敢に取り組まれ、女性の自立という当時の社会にも焦点を当てた映画です。
ドイツの建物の雰囲気、部屋の造り、車窓からの風景など当時を彷彿とさせてくれました。

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