映画「バルトの楽園」

今日は、久しぶりのオフの日、気分転換に思い切って、近所の映画館に出向きました。
もともと映画は趣味と言ってもいいくらい、好きだったのですが、近頃忙しくて、映画館に行く時間がほとんどなかったので、半年ぶりくらいの映画館!わくわくしました。話題の「ダビンチコード」にしようか、新作「バルトの楽園」にしようか、と悩んだあげく、今日が初日、という「バルトの楽園」に決定。

第1次世界大戦で日本軍の捕虜になり、日本に連れてこられたドイツ軍捕虜の物語です。徳島の板東が舞台になっています。1918年、日本で初めてベートーヴェンの第9シンフォニーが演奏された背後には、ヒューマニズム溢れる、捕虜収容所長の計らいがありました。
松平健さま演じる(どうしても弁慶のイメージが重なってしまうのですが。。。友人は、なんとマツケンサンバのイメージが重なるそうです。)松江収容所長の人柄に、ドイツ軍捕虜たちが、心を開き、信頼関係が生まれていく過程、戦争が終わり、お礼に、ということでドイツ軍捕虜たちによって、第9が演奏されるシーンに涙が出ました。けれど、そこから「第9は現代でも演奏され続けています」という解説が入り、また最終楽章が現代の演奏で再登場。正直言って現代の第9シーンが再度現れる必要があるだろうか、という印象です。クライマックスの頂点、コーダのあと、またコーダはいらないような気がするのですが。。。

今月号の「音楽の友」で、この映画について、カラーページで特集が組まれ、徳島県飯泉知事さんが対談に登場されていました。
この映画には、徳島県の自然の美しさ、人々の温かさ、そしてドイツの文化を取り入れる柔軟さが画面いっぱいに出ていました。

映画が終わってから、花園神社の近くにある居酒屋「凛々」に行きました。
アンティークな雰囲気が漂う不思議なお店ですが、年輩の常連さんたちで満員です。お隣にすわった方が、

心病む女と暮らし 青梅もぐ

という句を披露しておられました。
「俳句」対「和歌」で熱い議論が戦わされていたり、、、常連さんには、教養のある方が多いようです。

「凛々」の後は、雨の中を抜弁天まで歩き、ときどきお邪魔しています、まねき通りのお寿司やさん、「阿津満」に行きました。
ご主人は、とくに「旬」にこだわりある方で、きょうは、柳川を出してくださいました。泥鰌は夏の味。

0606-5

また、蛸も夏の味ですが、三浦半島の地蛸も最高でした。

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