弘前講座「モーツァルトの美学」

弘前三日目です。
朝、起きて、ホテルの窓を見上げるとなんと美しい虹!

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立派で完璧な虹の橋でした。最後は左から右にだんだんに消えていくのですが、見事な天体ショーでした。

午前中は、西谷先生のサロンで、モーツァルトの講座をさせていただきました。

美しく弾くために、楽器と演奏慣行を踏まえて」
と題し、ふだんレッスンを通じてモーツァルトを教えていらっしゃる先生がたが、お集まりくださいました。

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モーツァルトの美学、奏法などのお話をさせていただきました。

時代が下るほど、楽譜への指示も増え、イメージも奏法も把握する手がかりが多くなっていきます。
テクニック的には、ウルトラC的な難易度も高くなるのですが、古典は、逆に、そういったウルトラC的な技より、美しく弾くための別の意味でのテクニックが要求され、かつ、楽譜からの手がかりが少なくなり、奏者に任される点が増え、そのセンスが問われるところです。
そのあたりのお話を中心に演奏を交えながら、進めさせていただきました。

講座終了後は、フレンチレストラン山崎で田中先生と懇談。
無農薬のリンゴ、自然飼育の豚など津軽の風土が育んだ自然の恵みが並びます。
飛行機までの時間、古都弘前の風情を楽しみました。お寺が並ぶ通り、桜並木、こだわりのお店など、魅力満載の北の街でした。
途中、リンゴ園に立ち寄り、野生のフクロウの愛ちゃんに挨拶。
リンゴ園には、よくフクロウが棲んでいるそうで、愛ちゃんは、この辺のリンゴ園の主なのだそうです。
神秘的な目が印象的でした。

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