「皇室の名宝展」

「ただいま混雑のため10分待ち」
の札の横に並ぶことからスタートした「皇室の名宝展」。今日は最終日とあってか、とにかくすごい人、人、人。

最初の部屋では何も見えません。人の向こうに書があるのか、絵巻があるのか、それすら見えないのです。
すいている場所を見つけながら会場を回り、「源氏物語図屏風」や皇室に伝わる名刀、教科書で見た覚えのある「聖徳太子像」など鑑賞。
花瓶、硯箱、香炉、燭台、鏡、など当時の文化を体現するような作品が次々に並びます。
鎌倉時代の藤原定家の筆による更級日記にため息をつきながら見入る人の姿が。見事な流線が独特のリズムを生んでいました。
書を見るのは好きですが、漢字も書の知識もない私には、「猫に小判」状態。
「長いことずっと見入っておられるご婦人、きっと書の大家に違いない・・・」などと、鑑賞している人を思わず鑑賞してしまいました。

上野公園は、銀杏の葉が散って黄色い嵐。

091129-1上野公園を突っ切って、アメ横を散策。
ほど近い路地でたまたま入った焼き鳥「仲ちゃん」でちょいと一杯。
いかにも元気のいい提灯が目印です。
カウンターで、しばしのどを潤しました。
珍味、白レバーのたたきや皮の辛子和えなど工夫のメニューもあり、基本の焼き物は、炭で丁寧に焼く本格派。
威勢のいいおばちゃんと静かな職人大将の家族的なお店でした。

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