茅野市民館「空飛ぶ茶室」

翌日、高橋さんご夫妻のモーツァルトハウスにお邪魔いたしました。
軽井沢大賀ホールから40分近く車で行ったところにあり、ゆったりとした時間が流れる素敵な空間でした。
軽井沢も駅前は、かなり観光化されているイメージがありますが、山の中に入ると木々のささやきしか聞こえない静けさです。近くに天然温泉も出ているそうです。

窓から見える緑、小鳥の声、ご主人の絵が壁に飾られていて、モーツァルトゆかりの地が描かれています。
モーツァルトをこよなく愛するご夫妻の想いがつまっているお宅でした。
軽井沢にも音楽仲間はいるけれど、わたしたちと同じくらいモーツァルトを愛する仲間はなかなか見つけることが大変・・・とおっしゃっていました。
山椒の実やシソの葉など、お庭の自然がそのまま食卓に出せる、という豊かな生活。
爽やかな風が吹く中で、鳥の声をバックにモーツァルトを少し弾かせていただきました。

軽井沢から茅野市民館へ移動。
スタッフのみなさんと久しぶりにお会いしました。事務所も以前にも増して活気があり、にぎやかです。

先日のNHK日曜美術館で紹介され、一躍ブレーク!
「空飛ぶ泥舟」を鑑賞。
「久元さん。入りますか?」
と声をかけてくださり、梯子を上って茶室へ。
「体重制限ありませんよね?」と念を押してからおそるおそる上ったのですが、意外に頑丈。

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風に揺られながらお茶をいただく・・・という未来の茶室で、しばし時を過ごさせていただきました。
この茶室人気で茅野市民館に訪れる人が増え続け、会期を延長したそうです。

茶室体験のあとは、藤森照信展をゆっくり拝見しました。
子供のような自由な発想、体に心地よい感覚、原始の頃に帰ったかのような懐かしい想い・・・・。

先ほどの茶室の制作風景もビデオ上映されていましたが、最初に打つ杭がしっかりと正しく打たれていないと大事故につながるそうです。
家でいうところの基礎工事と言えましょう。
合板を古びた感じに見せるために何度も折り曲げたり、気の遠くなるような作業ですが、皆で力を合わせて作り上げていく楽しさを映像から感じました。

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