御前演奏させていただきました。

大賀ホールでの軽井沢八月祭。
第2ステージを終え午後1時半に、楽屋に戻り、ランチタイムです。
八月祭プロデューサー岩田さんのお母様お手製の”おいなりさん”が大人気。魚の風味がふんわりとお揚げさんにしみこみ、ごはんとベストマッチング。海の幸に恵まれた大分に伝わる郷土料理のひとつだそうです。緊張の出演者もほおばった途端、リラックス。

たくさんの食糧もすべて片づけられ、2時くらいから、にわかにものものしい雰囲気に。出演者の楽屋口前の廊下やホールにたくさんのSPが。
会場入り口に設置される金属探知機もトラックから運び出されました。

3時半からの第3ステージを前に、天皇皇后両陛下がお見えになりました。

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満員のお客様が起立して両陛下をお迎えし、凜とした雰囲気が会場に漂います。
一呼吸おいてステージへ。
両陛下に向かって一礼させていただきます。

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終演後、天皇皇后両陛下が、楽屋を訪問され、私も、両陛下と5分ほどお話しさせていただく光栄に恵まれました。

再び、最後のステージのため、スタインウェイの練習室にこもります。プレイエルのタッチからスタインウェイのタッチに手の感覚を切り替えなくてはなりません。時代にして200年あまりを体ごとひとっ飛び。
今日弾いたスタインウェイは、ミケランジェリ氏から大賀さんへ、そしてこの大賀ホールにやってきた楽器です。以前大賀さんにお会いし、このピアノの事をお聞きして以来、ずっと触ってみたい・・・と思っていた楽器。
ようやくその日がきました。

ショパン・コンチェルト2番の3楽章。
舞曲のリズムに身を委ねながら、東さんの心優しいサポートのおかげで楽しく弾かせていただき、最後のステージを終えました。

野平一郎さん、東誠一さんの才能とパワーには、敬服です。
菊池さんのチェロも素敵な美音だったし、ヴァイオリンも素晴らしい魅力的な演奏でした。花のある天羽さんのステージ姿も・・・楽屋のモニターでしか鑑賞できなかったのが、残念!

プロデューサーの岩田美紀さん、構成の野平多美先生、そしてスタッフの皆さんとロビーで打ち上げ。
長い一日、お世話になりました。おつかれさまでした!互いのハードワークを讃えあい、ピース!

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遠路、東京からいらしてくださったお客様、長い一日ショパン漬けになってくださったお客様、ありがとうございました。

コメント

  1. ハナミズキ より:

    ブログ読ませていただきました。
    軽井沢の音楽祭に両陛下がお出ましになり、
    御前演奏をなさったとのこと、本当に素晴らしいですね。
    きっとすごーく緊張なさったことと思います。 一生の思い出!祐子さんの宝物でしょう。 私事で伺えなかったのが、かえすがえすも残念です。
    10月10日のみなとみらいホールでの演奏会を楽しみにしています。
    ますますのご活躍をお祈りしつつ。

  2. nishisan より:

    ものすごい演奏会、
    すごいです。
    なんとも、
    コメントしたかったはずなのに
    言葉がみつかりません。