西方音楽館 コンサート

栃木県の 西方音楽館 で、演奏会と公開レッスンをさせていただきました。
宇都宮の西にあるので、西方(にしかた)という地名だそうで、オーナーは、江戸時代から続く旧家の中新井さんです。「蔵」のコンサート、そして昨年のオープニングコンサートでは音響設計の永田穂先生とご一緒させていただき、今回は3回目の西方音楽館出演です。

友の会の皆さんのチームワークで、音楽の輪が出来上がっていて、わらべ歌を習いに来ている子供たちやチェンバロ、ピアノフォルテなど古楽器を習っている子供たちなど、静かに、けれど着実に音楽がこの地に根付いていることを感じます。
音響の面でも落ち着いてきており、吸音パネルが功を奏して、響きがまとまってきているように思えました。

栃木までのJRの窓からは、ちょうど緑の田圃が広がっていて、稲の手入れをしているお百姓さんの姿も見えます。
乗り換えで30分待つ間、「おもちゃのまち」「合戦場」など面白い駅名を発見。

中新井さんにお聞きしますと「おもちゃのまち」には、おもちゃの工場がたくさんたくさんあるのだとか。いつか行ってみたい町です。
「合戦場」は、栃木市都賀町の合戦場で、1523年(大永3年)、宇都宮忠綱と皆川宗成の両軍が合戦をした「河原田合戦」に由来。300人以上の死者を出し、この戦死者を一か所に集め葬ったのが、この場所とのことでした。

合併で栃木市となりましたが、西方町だったときの古澤町長さんがいらしていて休憩時間にお話ししましたら、和太鼓をしておられるとか。。。
先日、ウィーンのピアノフォルテ「シャンツ」を弾いたときの話になり、トルコペダルの音を再現してみよう、ということになりました。
急遽、アンコールのトルコマーチで、前町長さんに和太鼓でご参加いただきました。
地元の子供も鈴で参加。
西方版トルコマーチ、大いに盛り上がりました。

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