9月に入りました。
先月18日の安曇野でのピアノ・リサイタル、翌週に大学での夏期講習会。それらを終え、8月25日夜からフォルテピアノに「完全切り替え」をしています。
鍵盤は、黒鍵と白鍵が逆となります。頭の中は白・黒反転させるオセロゲーム状態。ラの音のピッチも442HZから430HZへ。
白鍵をシャープキーとして捉え、鍵の深さは半分ほどに。時代を200年ジャンプする旅に入りました。いつも何気なくやっていることなのですが、今回ベートーヴェン:ソナタ4曲というハードプログラム、しかもアイディア満載の初期のソナタということで、冒険と実験の時間を過ごしています。
9月7日のリサイタルまで1週間を切りました。おかげさまで先月完売御礼となり、ご来場くださいます皆様にメッセージ動画を公開しました。
タッチが浅いので楽と思われがちですが、ダブルエスケープメント(鍵盤を完全に上まで戻さなくても次の音を連打できる)機能がついていませんので、タッチを上まで完全に戻さなくてはなりません。速いパッサージュで鍵が戻り切れずに音がかすったり、離鍵が充分でなく音が鳴らなかったり、、、という失敗を実際に繰り返しながら、少しでも精度をあげるべく夢中で取り組んでいます。
夏の天気は変わりやすく、ベートーヴェンの曲そのものです。
青空が出たり大雨になったり、、、の繰り返しの中でフォルテピアノに向かっています。
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