朝から晴天のコンサート日和。特に湿気を嫌う弦楽器の演奏会は晴れに限ります。
第18回東かがわ市コンサート。今回の演奏会のタイトルは「ストラディヴァリウスの音が聴いてみたい 永峰高志ヴァイオリン演奏会」
主催の東かがわ市コンサート協会の皆様の様々なご苦労のおかげで2度の延期を経て実現した今回の演奏会でした。
演奏の合間に、永峰高志先生のお話で「ストラディヴァリウスの紹介」。普通のヴァイオリンとストラディヴァリウスの聴き比べコーナーも。会場の皆さんに目をつぶって音を聴いていただき、ストラディヴァリウスだと思う方で手をあげていただいたところ、正解率90%以上。東かがわのお客様すごい!
前半は、シューマン、ヨアヒム、クララ・シューマンのロマンス。続けて演奏するとこの3人の「ロマンス」それぞれの個性が浮き彫りに。。。
ブラームスのヴァイオリン・ソナタ第1番は、弾く度にハーモニーの美しさと深さ、温かい旋律に心が震えます。心と一緒に指が震えるとOUT!情熱と冷静さの両立が課題。
テンポを早めに、パワーアップした「リベルタンゴ」をアンコール。
後半はラ・レゾナンス・アンサンブルによるバッハのドッペルコンチェルト第1楽章(第1ヴァイオリン:西浦詩織さん、第2ヴァイオリン:永峰高志先生)。ニ短調の緊張感が漲り、一つとして無駄な音が無い完全無欠の音楽!そしてヴィヴァルディの四季「春」「夏」。呼びかけと調和と自然の音楽が波動となって客席を包みました。
アンコールは、チェンバロで参加。バッハのドッペルコンチェルト第2楽章とヴィヴァルディ《四季》の冬の第2楽章。通奏低音奏者として、チェロ、コントラバス奏者の方と一緒にバスで支え、右手でハーモニーと飾りをつけていく、、、このアンサンブルの歓びの時間に感謝。
演奏会を終え、源内ホール前にて・・・永峰先生。
美しい青空と雲。まろやかな形の山が多く、ほっとする風景が広がり、田圃には緑の稲がなびいています。台風の被害が無いことを祈りつつ、高松をあとにしました。
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