銀座ハプスブルク・ファイルヒェンにて

オーストリア連邦経済会議所 副会長らが来日され、エリザベート・ベルタニョーリ大使、オーストリア大使館商務部の皆様、ヤマハミュージックジャパンの西村淳社長、桜井一宏社長はじめ旭酒造の皆様、ベーゼンドルファー・ジャパンの池田さんらと共にランチタイムをご一緒させていただきました。

場所は銀座のハプスブルク・ファイルヒェン。オーストリア国家公認キュッヘンマイスターの称号を持っておられる神田慎吾シェフの洗練されたお料理が評判のお店です。乾杯の後で、シューベルトのワルツや、ヨハン・シュトラウスのウィンナーワルツを演奏させていただきました。

以前ベーゼンドルファーがお店に入った折にコンサートをさせていただいたことがあり、演奏前に頂戴したウィーンナーシュニッツェルがあまりに美味しくて、その後再訪を試みたのですが、定休日だったり満員で予約が取れなかったりで、今日は久しぶりのハプスブルク・ファイルヒェン。ロブマイヤーのシャンデリアの下で、オーストリアの伝統料理をエリザベート大使のお隣で頂戴し、光栄なひとときでした。

大使は私の演奏会にも度々いらしてくださり、有難い限りなのですが、毎回慌ただしくて、失礼することばかり。。。
今日は、音楽談義、そして、ご家族のこと、お料理のこと、生活のことなど、ゆっくりお話をお伺いすることができました。
「ベートーヴェンは特別な作曲家だと思う。苦しみの中から生まれた音楽は人を救う力がある。」
「朝の空気が好き。毎朝5時に起きて鳥の声を聴いて静かな時間を楽しむの。携帯電話などが一切入ってこない自由な時間。」など静かな優しいお声で語ってくださる大使。

甘酸っぱいラズベリージャムをウィーンナーシュニッツェルに添える理由、オーストリアのメランジェとイタリアのカプチーノの違いなど、食談義にも花が咲きました。

「獺祭」の桜井社長とも記念撮影。

テーベッカライ(オーストリアの伝統的なクッキー)をお土産に購入してから、歩行者天国で賑わう銀座を後に、中野坂上ベーゼンドルファー・ショールームへ。来月のベーゼンドルファーコンサートのリハーサルをさせていただいてから、帰途につきました。

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