DUO LIVE@The Dragonfly Bar

立川 Green Springsの最上階にある The Dragonfly BarでDUO LIVE(クラリネット&ピアノ)。
15:00~と18:00からの2ステージ、出演させていただきました。

常設のピアノはベーゼンドルファー『Dragonfly』。楽器の名前がそのままBarの名前になっている、文字通り「看板ピアノ」です。
天板には、花から花へ飛ぶとんぼ(Dragonfly)が象嵌細工で装飾されている美しいピアノ。200センチという小ぶりなボディながらウィンナートーンの柔らかな歌うような音色は、アンサンブル、特に今回のような木管との相性抜群でした。

出演は、国立音大の武田忠善学長。A管、B管の2本携えての登場。どちらもビュッフェ・クランポン最新の楽器とか。
フランス国立ルーアン音楽院で巨匠ジャック・ランスロのもとで磨かれた変幻自在な音色で客席を魅了。
十八番のラボー、先生の最もお好きなドビュッシー《第1狂詩曲》、シューマン《幻想小曲集》、ウェーバー《コンチェルティーノ》
「誰がこんなハードなプログラム決めたんだっけ?」「先生です!」

しかも
4回目ワクチン接種の翌日にもかかわらず副反応ゼロ。絶好調の学長でした。

(出番前の待ち時間、屋上にて)

プログラム中程に私のピアノ・ソロ。
先生のドビュッシーに繋げるために選んだ《月の光》は、中秋の名月ということもあり、まさにタイムリー。夜空を見ながら(月は見えない方向だったけれど・・・)弾きました。そしてサティ《お前が欲しい》は、BARでこそ弾きたい曲。違和感無く雰囲気にはまりました。ショパンの夜想曲でベーゼンドルファーのpppを披露し、シュトラウスのウィンナー・ワルツでベーゼンドルファー・ピアノの故郷ウィーンに想いを馳せていただきました。

アンコールはモーツァルト《クラリネット協奏曲》第2楽章。モーツァルトが天国に旅立つ年に書いたまさに天上の音楽。
「楽器を吹いている感じがしなかった」という先生の言葉どおり、楽譜からも楽器からも解放された名演でした。

立飛ホールディングスの村山正道社長はじめ、お世話になりました皆様に感謝申し上げます。

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