安曇野でモーツァルト

今秋、モーツァルトの小著、2冊出る予定です。今回、出版時期が偶然重なることになりました。
先週は久しぶりに3日連続徹夜です。出版社の編集スタッフも猛暑の中、お盆返上で校正作業をしてくださり、そのプロ意識に頭が下がります。

ようやく目途が立ち、ホッと一息。その翌日から安曇野でのコンサートの準備に入りました。ホールの音響設計をされた永田穂先生がご紹介くださったのが、10年以上前。毎回、ホールの扉を開けると「おかえり~」と言ってくださる館長さんご夫妻です。

安曇野久元祐子ピアノリサイタ

太陽の光を浴びて稲穂たちが揺れ、ホールの裏にはせせらぎが流れ、鳥の声も聴こえてきます。わさび畑も近くにあり、美しい自然の中での演奏会。心がゆったりとしてきます。木をゆっくりと乾燥させてつくられるベーゼンドルファーは、自然の中が似合う、といつも思います。

今日は、K284、K311というニ長調のソナタを2曲をメインにアヴェヴェルム・コルプス(リスト編曲)やロンド イ短調 K511などしっとりした小品を加えたプログラム。モーツァルトの魅力に迫る・・・ということで~I love Mozart~と銘打ったコンサートでした。

舞台と客席との距離感がとても近いあづみ野コンサートホール。この一体感が、音楽を通じての交流の原点となっているのではないでしょうか。

温かい皆さんとの再会が嬉しいひとときでした。

安曇野

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