ピアノプロジェクト

楽器楽資料館の楽器を5台使っての演奏会が去る6月28日に行われ、そのラフ編集DVDが出来上がってきました。来年度は、6月3日(火)にサントリーホールブルーローズで行われることが決まっています。今年、抽選で多くの方がご入場いただけませんでしたので、今年聴いていただけなかった方に、ぜひ来年お聴きいただけましたら幸いです。

どの楽器を使うか、という調査と打ち合わせが始まりました。楽器の状態の調査に始まり、資料的価値の保存と現状維持を原則とした上で、プレイヤブルな状態に来年の6月に向けてどのようにスケジューリングしていくのか、いわゆる「仕込」の開始です。当時の材料になるべく近い材料で手を入れて演奏がしやすいようにするか、貴重なオリジナルの部品をそのまま残すか、など、これからスタッフ全員で議論しながら、慎重に、かつ楽器の魅力がそのまま生きる形で進めていくことになります。

大学以外でも歴史的楽器を弾く機会が増えそうで、モダンの楽器とのタイムスリップをしつつ、経験を積んでいきたいと思っています。

シュタイン・モデルのピアノフォルテ到着を前に搬入経路などについて調律の太田垣さんと打ち合わせを済ませたあと、新幹線に乗り神戸に向かいました。

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