オーベックファン、そして つきかげ保育園

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神戸市灘区にあります「オーベックファン」。先週はコンサートのあと素敵なお客様たちとアフタヌーンティーをご一緒させていただきましたが、昨日は、女性経営者のみなさまとのランチ会に参加させていただきました。

普段、大変お忙しくしておられる方たちですが、それでいて、というか、だからこそ、といいますか、美しく、行き届いたお洒落、優しい語り口、柔らかな物腰など魅力と知性を感じました。

これまで知らなかった神戸のこと、社会のことなど教えていただくのは楽しいひとときです。象嵌細工が施された特注のスタインウェイの後ろには、ススキが飾られていて、初秋の日のひとときを楽しみました。

今日は、六甲トンネルを抜け、北区にあります「つきかげ保育園」にお伺いし、保育士の皆様方にモーツァルト、ショパンなどを聴いていただきました。玄関を入ると畑で収穫されたピチピチの野菜が並んでいます。近くには、緑がいっぱい。自然の恵みの中で子供たちがのびのびと過ごしている環境は、子供たちの感性の面でも素晴らしいことだと思いました。

10年ほど前だったか、フランスのサン・ポンという街の幼稚園を訪問したときのことを思い出しました。ブドウ畑が広がる自然の中の幼稚園。元気過ぎるくらいの子供たちなのですが、トルコマーチのときは体を揺らしながら楽しそうに聴き、トロイメライのときは、最後の音の余韻が静かに消えるのを味わってから拍手をくれた子供たち。そういう感性はきっと自然との対話の中で生まれてくるのではないかと思った次第です。

社会の宝である子供たちを、保育士の皆さんが、安心して最良の環境でこれからも保育にあたることができますように・・・と願いながら、保育園をあとにしました。

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