中秋の名月

実家の母から
「月が昇り始めました。ピークは8時13分　満月です。」という写メが届きました。
稲城では、16日の台風のときには家が揺れてとても怖かったそうですが、今夜は中秋の名月をゆったりと見ることができたようです。

子供のころお団子とススキを並べて家族揃って「お月見」をした日のことを思い出しました。
今に比べてネオンも少なかったせいか？！幻想的な月に魅入られて家族で夜を静かに過ごしました。
月にウサギが住んでいることも、輝夜姫の存在も信じていたころの話です。

ネアカの私は、太陽系と月系に分ければ、太陽系に属し、複雑系と単純系に分ければ単純な人間です。それだけに、神秘的で幻想的な「月」への憧れが強く、e-mailのアドレスにLUNA（月の女神）を使い、ピアノの勉強会も「ルナの会」というグループを主宰しています。

ドビュッシーの「そして月は廃寺に落ちる」も好きな曲の一つです。雲がかかり、月明かりが陰ったり、風がそよぎ雲のない月から神々しい光がさしたり・・・という情景をハーモニーの変化で見事に表現しています。

来月17日は、神戸・湊川神社で「十三夜～　月を愛でる優雅な夕べ～」に出演させていただく予定です。
今夜のような神秘的な月空のもとで「月の光」を弾くことができますように・・・。