ショパン・シューマン生誕200年コンサート

「ショパン・シューマン生誕200年
久元祐子さんのピアノとトークによる名曲の数々」

アトリエ・ムジカでおこなわれた楽友会 フロイデのトークコンサート。
アトリエ・ムジカには、初めてお伺いしたのですが、都会のど真ん中に、こんな素敵な空間があったのか、という意外性。
ビルの中に上手にスペースをつくられたオーナーのセンスです。

音楽がお好きな会員の方で会場は満員。「人口密度に弱くて・・・」と貧血を起こされたお弟子さんには申し訳ないことをしてしまいましたが、
地下にあるアトリエ・ムジカは、絵が飾られ、アトリエの中で演奏するような楽しさがありました。

ベーゼンドルファーの200センチがちょうどよい大きさで、空間にぴったりとおさまります。やはりベーゼンドルファーは、サロンにふさわしい温かさを持つ楽器だと実感しました。

最初リハーサルのとき、なぜかコオロギが鳴くような声が椅子の下から聞こえてきて秋の虫がビルの地下にも入り込んだのかしら・・・と思ったのですが、なんと椅子の音でした。コオロギそっくりに鳴くその椅子を後半は別の椅子にして、シューマンのアラベスクで後半始めさせていただきました。すると今度は、別のキシミが。

一番前のお客様にお聞きしてコオロギとキシミとどちらをとりましょう?ということになり、「コオロギのほうがまだまし」という一番前のお客様の判断で?!コオロギ椅子のままに後半させていただきました。

雑音、というのは、蛍光灯からだったり、椅子からだったり、外部の音だったり、様々です。
録音の場合は、「はい、とり直し!」とディレクターさんの一声でやり直しとなるのですが、コンサートは、一回だけ。
すべてのアクシデントも雑音も全部合わせたところがライブの面白いところです。

フロイデのみなさんは、会の名前どおり、和気藹々とした雰囲気で、それぞれの方の個性がまじりあい、打ち上げも楽しい会となりました。

お世話になりましたフロイデの幹事の皆様、そしてお集まりくださいました会員の皆様、ありがとうございました。

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